「気持ちの本」/森田ゆり 作
子どもたちが描いたいろんな気持ちの絵を見ながら、気持ちを言葉にして考える大切さを学びます。
性暴力加害をした子ども/ティーンが二度と同じことをしないようになるための回復プログラムです。2017年に森田ゆりによって開発され、2018年から年に2回、このプログラムを実践する人を養成する3日間の研修を行っています。
※研修の講師はプログラム開発者が担当。実践者養成講座のお申込みはエンパワメント・センターへ
子どもに対する性暴力ケースの約半数は、子ども・ティーンが加害者です。
大人の性犯罪者の約半数は、10代で性加害行動を始めています。
そして大人の性犯罪者がその一生に生む被害者は平均380人です。
これらの統計数値から明らかなことは、性加害をした一人の子ども・ティーンをすぐに回復につなげることができれば、380人の被害者を出さずに済むのです。
瞑想マインドフルネスを使う第3波行動療法のプログラムです。
対象者
性暴力加害をした8〜18歳の子ども・ティーン
加害児の親または保護者はプログラムを学ぶための2回のクラスを受講していただきます。
加害行動が起きたら、なるべく早くにプログラムを始めます。グループではなく、一対一でワークブックを使って週に1回行うプログラムです。
プログラムの目的
性加害者が必ずしも過去に性被害を受けているわけではありませんが、何らかの傷つき体験を持っています。加害からの回復は、過去の傷つき体験にていねいに向き合うことから始まります。もう二度と性暴力加害をしない自分になるために、ソマティック(身体の)アプローチと認知を変えるアプローチの両方を使います。瞑想マインドフルネスを多用する第3波行動療法のプログラムです。
参加費
プログラムの提供者・組織によって様々
ワークブック「MY TREE ジュニア・くすのきプログラム:性暴力加害ティーンズの回復」
40頁17セッション
(森田ゆり著 エンパワメント・センター発行)
「気持ちの本」/森田ゆり 作
子どもたちが描いたいろんな気持ちの絵を見ながら、気持ちを言葉にして考える大切さを学びます。
「 あなたが守るあなたの心
あなたのからだ」 /森田ゆり 著
性的虐待や子どもへの暴力を、子どもが自分で防ぐ方法をイラストを使ってわかりやすく解説
毎週、1回約45分のセッションを17〜20回行います。
3ヶ月後、6ヶ月後には、各45分のフォローアップ面接があります。
Session.1 |
自己紹介
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Session.2 |
わたしの木
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Session.3 |
気もち
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Session.4 |
【からだ】【気もち】【考え】行動のチェックシート 被害者としての自分チェック |
Session.5 |
大切な心の力=人権 |
Session.6 |
チェーンアナリシス |
Session.7 |
怒りの仮面
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Session.8 |
怒りの仮面マインドマップを描く |
Session.9 |
【からだ】【気もち】【考え】行動のチェックシート 加害者としての自分チェック |
Session.10 |
アイ・メッセージの練習 いやな気持ちをクリーンアップする呼吸法 |
Session.11 |
性暴力をした時の考えリスト
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Session.12 |
性暴力行動のサイクル |
Session.13 |
これは性暴力ですか?はい、いいえ |
Session.14 |
相手の子どもの心の力=人権 |
Session.15 |
4つの前提条件ワーク |
Session.16 |
勇者のストーリー
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Session.17 |
修了のセレモニー
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